感染症が拡大し、リモートワークを継続する人が増えています。そんな人々に注目され、憧れの的となっている暮らし方が、いわゆる離島暮らしです。近年では離島暮らしに話題を絞った情報誌が販売されるほど、人気を集めています。離島暮らしには都会にはない、大きなメリットがあることは事実です。

まず、大自然が身近にある暮らしは何よりも魅力と言えるでしょう。都会では見えない澄み切った星空や、海や山に囲まれた生活は健康的なものです。サーフィンや釣りなどのマリンスポーツや、キャンプなどのアウトドア生活も十分に楽しめます。離島暮らしならではの環境をいかした遊びやレジャーを楽しめることから、子育て世代にも人気です。

離島暮らしで欠かせないものは、地域のコミュニティとの共存と言えます。島に住む人々との交流は深く、地域行事が盛んで最初は戸惑うことも多いものです。ですが、島民の方々の仲間意識は強く、子育てをする際は地域全体が子どもを見ていてくれるなど、母親を助けてくれることもあります。子どもにとっては自分の相手をしてくれる大人が増えるというメリットがあるため、安心感も大きいものです。

都会では核家族となると孤立しがちですが、島での生活の場合は地域全体が家族のように子どもを見守る体制が整っています。単身世帯の方にも人気である理由は、こうした寂しくない環境が備わっているから、という理由も考えられるでしょう。島での暮らしを成功させるためには、このコミュニティに積極的に馴染もうとする姿勢が大切となります。