離島暮らしを希望する人が以前より増えています。その背景にあるのはIoTの普及であり、これによって居住地の縛りがずいぶん緩くなりました。テレワークをしている人などは、どこに住んでいても関係ないと思っている場合もあります。これまでは本州とは隔絶されたエリアで暮らす覚悟が必要でした。

しかし、いつもインターネットで繋がっているため、そのような極端な心理状態になることは少ないです。とはいえ、物理的にはやはり離れているので注意しましょう。たとえば、インターネットで商品を注文しても、離島暮らしの場合は到着までに時間がかかります。それどころか送料を本州より請求されることも多いです。

インターネットに関してもフリーWiFiがある場所は多くありません。病気になったときは、船に乗って本州まで行くケースもよくあります。利便性に関しては、離島暮らしはどうやっても都会暮らしには勝てません。そこで比べようとすることが根本的な間違いです。

むしろ利便性を捨てて、開放感や心の癒しを求めて移り住みます。本来の目的を見失うと、いざ住み始めてから後悔するかもしれません。したがって、ある程度の割り切りが不可欠であり、そのうえで最善を求めるのが正しいスタンスです。不便さを完全にインターネットで補うのではなく、その過程を楽しもうとすることがポイントになります。

よって、引っ越す前に情報をたくさん集めておくことも欠かせません。現地よりもリサーチしやすい可能性が高いです。